そうだったのか!現代史!

独裁者というのは何故大量殺戮を厭わずに実行できるのか。スターリン然り、ポルポト然り、金正日然り、彼らの何が大量殺戮へと駆り立てるのだろうか。

 

それは彼らの「理想」があまりに高いからである。彼らは原始共産社会や、共産主義社会を目指している。そしてそのためにはどんな犠牲をもやむを得ないと考えている。資本主義は悪で共産主義こそは善である、という彼らの熱狂的な信仰と正義がある。そしてこれは「信仰に服従しない敵は抹殺する」という結論に至るのだ。

 

西洋ではこのような救済の信仰なり、思想なりが、大量殺戮を招いてきた。

ユダヤ教イスラム教、キリスト教の対立、これら1神教の信仰は多神教のように寛容ではない。

インドのような多神教の国では他国から宗教を押し付けられても神さまを増やして融和してしまうのである。

 

日本は多神教の国である。故に他国を「迎える」ことができる。日本は有史以来色々な国と接待して、その学問を吸収し、国をアップデートしてきた。諸子百家を学び、人道を極めた。「道」の思想を研いだ。