人間力

 社会に出て人間力とか言うじゃないですか。あれって先生はどのように考えてますか。人によってその価値観って違ってると思うんです。

 情熱があったり、礼儀正しかったり、陽気で社交的であったり、人たらしであったり、いろんな尺度がある。そのバロメーターは人それぞれだと思うけれど、処世するにあたってはそのバロメーターは高い方がいいに決まってると思います。その方が幸せになれる可能性も高いし、自己肯定感も強い。人生を否定する人間というのは自分のことが嫌いになってしまった人達のことなのだと私は思うんです。わたしは世間に受け入れられなかった、自分の性格が好きじゃない。でもそれは変えられるかもしれない。

 礼儀正しい人間はそうでない人間よりも生きやすくなる。目上の人に気に入られるし、いろんなことを教えてもらったり、支援がもらえる。だから人は礼儀正しく生きるべきだ。子供にちゃんと礼儀を教えるべきだ。

 私自身は無礼な人間です。人当たりも悪いし、目つきも悪いし、ハキハキと喋らない。そんな人間が上司の信頼を得られるわけがない。

 人間力のないというのはどういうステータスの状態だろうか。目標がない、

 人間力には世界を広げていく力がある。世界が広がるというのは交際範囲が広がる。それとともに考えることもまた多岐に渡るようになる。

 私たちはいつおじさんになり、おばさんになるか。