2019-01-01から1年間の記事一覧

ランボー

1人の男がベトナム戦争に行き、戦場で傷つき、帰還しても、罵倒の嵐に会い、仕事を探しても職はない。

上機嫌でいるために

内田樹の「街場の共同体論」を読んだ。 この人の思想の白眉は何だろうかというと、私にとっては師弟論である。つまり上機嫌で生き延びるためには私たちは学びを起動し続けなければならない、ということが書いてある。夏目漱石の「それから」にでてくる先生は…

自己マッピング能力

しばらくブログの方をおやすみしてしまったので、今日からまた始めようと思う。 まず 自己マッピング能力が無い人は自己を改善する余地のない人のことを言う。彼らは自分達がどのような人間関係上の立ち位置かわからない。当然ポジショニングもわからなけれ…

今日の絵 歌

●歌おうとしている男 呪いの歌かはたまた 祝福のうたか ルーティンがそれをきめる そして大人になっていく 「ここは俺が引き受けた」 お師匠さんの所に行って 年ばかりとって御免だ 溢れる虚無よ溢れるよダダ漏れだよ 今日の歌はこれぐらいにして 楽しようと…

東須磨小学校の教諭同士のいじめ

幼稚としか言いようがない。 子供のような振る舞いの数々。これでは大人がいなくなる。大人になるということはそんなに難しいことなのだろうか。答えは難しい。 世の大人の7割は未成年状態にいる。

悪魔は弱者にとり憑く

悪魔は時に災禍をもたらす。あなたが弱い人間であればあるほどあなたは悪魔を信仰していくだろう。

「こんな日本でよかったね」

みなさんは日本で生まれたことをどう思うだろうか。私はといえば大学生の時まで日本及び日本人に対して劣等意識をもっていた。なんでこんなに顔がのぺーっとしてるんだとか、日本のミュージックシーンは退屈だ、とか、その他etc. 日本の良さとはなんでしょう…

死神の遺言

少数の弱者を見殺しにして大多数の人間を救う。 このようは思想は現代の社会では認められる訳がない。それはナチズムを生み、スターリニズムを生むだろう。 正義というのは時に残酷な結果を残すことがある。アメリカにとって民主主義は善であり、アフガニス…

レイヤー思考と整理思考

坂口恭平と生の脱構築

僕らは一体何を常識として生きているのだろう。自分たちが当たり前だと思っていることが昔の非常識だったとしても、僕らは一向に構わずにこのハイテク世界を生きていくのだろう。その中で動植物や自然は淘汰され、キャピタリズムは肥大していく。 「森を倒す…

「人生は退屈だ」と言う前に

人生はよく川に例えられる。その流れが停滞すれば見える景色というのはいつまでたってもそのままで動いてはいかない。 そしてそんな停滞した景色を見て人は言う。「退屈だ」と。 私の知人はいつも「退屈だ」とよく言う。仮にaとしておく。何より顔がそれを物…

だからさ、振る舞いなんだって。お前なんか修飾してるだけで全然行動に移してないじゃん。

波 40000文字

とある居酒屋の一席。 何故歳をとると男達は社会的地位にこだわるのだろうか。彼は誇りたいものが欲しいのだ。 「俺には人に誇るものが何ひとつない。 」 雅也はそうひとりごちて先ほどの居酒屋の席での自身のポジションを呪ったのだった。その席には女の子…

五月危機

退屈に対する反抗。 1968年5月。 男は白けていた。何がそうさせているのか漠然としてわからなかった。 反帝国主義、反キャピタリズム、アナーキズム 、ゼネスト、学生達は自由を求めていた。抑圧から、差別から、解放されたがっていった。彼らは革命を起こし…

主演、脚本、監督、照明、小道具

フットワークが軽い

3ヶ月なら3ヶ月のスパンで何か物事を習得する。そういう集中力と時間と根気があれば人生はそこまで退屈しない。あなたにカメレオンのように自分を変化させる勇気があるならば、人生は実り多いものになりうるだろう。ほとんどの人間が不毛な人生を送らざるを…

存在の呪縛

現代の呪縛は「個人の自由」を求めることにある。それは否応なくアナウンスされた。自由を掴め、と。個人は明治には立身出世主義が流行り、田舎の志ある青年達は学者や大臣のポストを狙おうと必死に勉強した。 バブルの時代、どのような物語が若者の心を捉え…

近代文学と現代社会

近代文学は鴎外や漱石や二葉亭などによって受容され、翻訳された。文学に限らず欧米にならえと教えられた日本人は昼夜を分かたず努力をした。まずその文体を習得するのに努力を要した。明治以前の文体は漢文が主流であった。中国の学問(諸子百家の学問)を…

私の読書法

とにかく経済について知らないなら、 ・経済の本を100冊読む ・読書備忘録を作る ・ユーチューブで経済に関する動画を見る。 ・学んだことをアウトプットする(ブログ、友人、知人に話す) 経済について

量的金融緩和政策

丸山穂高議員の戦争奪還発言

このご時世に「戦争」というキーワードを出して北方領土を奪還するという発言をすればメディアは膝を揃えて大人しくしているはずがない。こういうアグレッシブな発言に対して日本国民はあまりに敏感になっている。それは先の大戦の悲惨さを記憶しているから…

ピエロの時代

何が本当の自分なんてわからない。社会というサバイバルフィールドで闘っていくためには人はあらゆる能力を身につけねばならない。その中の筆頭と目されているのがコミュニケーション能力。この力がなければ人は良き人生を送ることが出来ないとされる。 わた…

成功の反対は何もやらないこと

失敗の範疇は成功のカテゴリーに入る、なるほどそういう思い切った考えもあるか、と考えさせられた。その勇気ある1歩が出せるかが「人生のもがき」につながる。このもがきとあがきの中に人生があると言ってもいい。のっぺりとして生きるのでなく、自分に反逆…

小さな死

フランスのとある作家はセックスの終わりを「小さな死」と形容した。欲望が死んだ時人はどのような境地にいたるのだろうか。仏のように無我の境地にいたるのだろうか。あるいは欲望が抜けたことによって阿呆のようになってしまうのだろうか。 現代は阿呆の時…

自殺願望のイルカたち

何故人は自殺なんか考えるのだろう。 18歳の僕は「自殺願望」に囚われていた。何故そのような願望に囚われててしまったのか、自分でもよくわからない。 その頃僕の友人二人が立て続けに自殺をした。原因は不明だった。遺書らしきものも残っていなかった。…

マルコムXとキング牧師

奥田民生の「無」

平成生まれの私は最近恥ずかしながら奥田民生を聞いた。その印象は「無」を志向する柔らかな反逆だ。そのルーツは東洋的な無の境地なのだと私は信じている。私たちは会社で働いて、上司に頭を下げ、同僚と出世競争を繰り広げている。そんないざこざなしにほ…

『戦う植物』を読む

植物の世界っていうのは傍目から見ると平和で争いなどない世界に見えるかもしれないけど実は熾烈な競争を強いられているんだ。今ある森の植物なんかも熾烈な競争を勝ち抜いている植物ばかりなんだ。 例えばセイタカアワダチソウは川辺に生えているね。あれば…

YES sir !

無性にホテルのバーで酒が飲みたくなる時がある。それは決まって夏の夕立ちが去った後だ。そんな時はまっさきに、仕事もはやめにきりだして、キンキンに冷えたビールを行きつけのバーに飲みにいく。そして、夜になる前の都市を眺める。アスファルトは乾き始…

ヒッピー 文化とDIY

ヒッピー文化はいかにして消費されるようになったか?を問うことはしない。今じゃ文化はなべて消費されるようシステムに組み込まれているからだ。 ヒッピーとは何か。規制の秩序に対してNOを社会に突きつける精神性。その内実はフリーセックス(パリ5月革命…